8月の「のびタネ教室」では、絵本の読み聞かせから平和について考えました。

読み聞かせ20200824

暑い暑い8月も終わりますね〜。

毎年8月は一年の中でも「平和」について特別深く考える月となります。

子ども達も
学校で平和学習をしたり、
家族と平和公園へ行ったり、
図書館で本を借りたり、
テレビ番組を観たり…。

「のびタネ教室」でも平和について考える時間を作ることができました。その様子を少しご紹介します。

音読の好きな生徒さんが、気持ちを込めてゆっくり優しい口調で、絵本『わすれていて ごめんね』(著:緒方俊平 出版社:朝日新聞出版)の読み聞かせをしてくれました。

1945年8月6日、夾竹桃(キョウチクトウ)を命がけで守った犬たちのお話です。悲劇は人間だけに起きたのではなく動物も植物も生きとし生けるものが被爆したことを語り継ぐ絵本です。

この絵本のことは、私も、読み聞かせを聞いていたもう一人の生徒さんも初めて知りました。

キョウチクトウってどんな花か知ってる?」絵本の絵だけではよく分からなかったのでオンラインのよさを生かして、共有画面にし、「夾竹桃」についてGoogleで調べてみました。
色々なことが分かりました。

夾竹桃の写真

ピンクの花が桃に、細長い葉が竹に似ていることから付いた名前。75年前の8月6日の原爆投下後、焦土にいち早く咲いた花。
「75年は草木も生えないだろう」と言われていたことから市民に希望と力を与えてくれた復興の象徴として『市の花』に指定されたこと…。

以前歌ったことのある「夾竹桃のうた」(作詞:藤本 洋 作曲:大西 進)をYouTubeで聞いてみました。
 
夏に咲く花 夾竹桃 
戦争終えた その日から
母と子どもの おもいをこめて 
広島の 野にもえている
空に太陽が 輝くかぎり 
告げよう世界に 原爆反対を

「平和」への一歩は、
まずは「知る」ことから。

この日の「のびタネ教室」では、たった一冊の絵本から、私も生徒さんも75年前の悲惨な出来事に胸を痛め、現在も原爆ドームの前を流れる元安川の川沿いに咲き続ける「夾竹桃」の存在を知ることができました。

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